あのオレンジの光の先へ

何気ない毎日を君色に

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やっぱり私は間違えてはいなかった

 

父親からの暴力はあれど

それを包み込む愛を受けていた

 

本当の愛を知っているから

今でもその愛を辿り温かさを感じることが

できる

 

あの「愛」はただ「愛おしい」という愛

 

重くても。

 

それが今の私を支えているから

愛してる人を愛する力が残っている

 

悲しい過去を忘れることなんかできない

 

自分が死んだ方がマシなほど

辛い別れを超えて。

 

無を無視しながら選んだ選択は

「倒れない」ということ

 

大切な存在を守ること。

それは私の幸せでも何でもなく

「使命」だから。

 

頑張ることが誰かの人生を豊かにする

 

誰かの幸せが自分の幸せだと思い込む

 

あながち間違いではないその理論を正当化して

私は地面の無い道を歩き続けた

 

普通が両手からすり抜けて

自分が自分じゃなくなっても

強くたくましく。をモットーに

 

太陽である事が頂点だと信じ

ゴールも目前

 

でも私は振り向いたのです

 

私は悲しいのだ。と思うことから

始まるこの感情

 

わかる人などいる訳がない

 

主張するならば消えるしかないと。

 

消える勇気もない私は

とっくにあの時に消えていたのかもしれない

 

私はあの時から1人だ

 

生きていて史上最大に最悪事件が起きたあの日

私はもう自分を捨て

劣等感と小さな希望を持って。

 

馬鹿馬鹿しく信じてたものも

そうじゃなくて。

でも他を責める気持ちにもなれなくて。

 

私の持っている物が役立たずだった結果の話

 

誰も悪くない

でも私も絶対悪くない

 

じゃぁ彼が悪いのだろうか

 

いや そうでもなくて。

 

不利であっても少しの気持ちを込める事が

私の最後の愛であるくらいしか思いつかない

 

結局 私が悪いのか?

 

誰か教えて欲しい

 

どうやら私は人を愛したことがないみたいだ

 

地獄を何度も覗いては

波乱の中で喜びを繋いできた

 

これが私の人生

下準備をして今やっと動いた私の世界

 

苦痛なんか全く感じない

 

幸せで埋め尽くされる日々の始まり

をいくつも描き足して

 

私は大切な人と生きていきたい

 

そのために生まれ

繋いだ命です